街には、その地域の文化が深く息づいています。色鮮やかな家々や石畳の路地、歴史を刻む広場など、その表情はじつに様々です!
今回は、いつまでも眺めていたくなる、世界各地の個性豊かで「ステキな街並み・景観」についてまとめてみました。
「地中海」をのぞむ世界遺産の街並み!
青く澄みわたる空と、紺碧の海がまぶしい「地中海」。沿岸には風光明媚な街が多く、なかには世界遺産にもなっている美しい街並みも!
ドゥブロヴニク [クロアチア]

クロアチア南部、アドリア海に面した美しい城壁都市。
旧市街には、オレンジ色の瓦屋根と淡い色の石造建築が並び、教会や宮殿、鐘楼が調和の取れた景観をつくっています。
街の中心を通るメインストリートは、磨かれた石畳が印象的で、周囲には細い路地や階段が広がります。
なかでも人気なのは、旧市街を囲む城壁の上を歩く散策。赤い屋根が連なる光景や、青い海が見渡せる景色は感動的です。
街中では歴史ある建物の数々を間近に眺め、展望スポットからは街全体の美しさも楽しめる、世界屈指の観光地の一つです。
ベネチア(カナル・グランデ) [イタリア]

イタリアのベネチアは、世界的にその名を知られる「水の都」。小さな島々と運河でできている美しい都市です。
とくに中心部を流れる大運河「カナル・グランデ」は、水上バスやゴンドラが行き交う、まさに“水の大通り”。
両岸にゴシック、ルネサンス、バロックなど、さまざまな時代の建物が並びます。
水上バスに乗れば、次々と現れる美しい建築を眺めながら、ベネチアらしい移動を楽しめます。
またゴンドラに乗れば、より水面に近い位置から、建物の装飾や細い運河への入口をじっくり観賞できます。
夕暮れには、外壁の色や明かりが水面に映り、街全体がやわらかな光に包まれます。
おとぎ話に出てきそうな街並み!
次は、まるで「おとぎ話」に出てきそうな街並みに注目。伝統的な家々の建築様式や色使いが、どこか愛らしさを感じさせます!
ローテンブルク [ドイツ]

ドイツ南部、「ロマンチック街道」を代表する中世の城壁都市。
赤い屋根に、色鮮やかな木組みの家、石畳の細い路地が残り、街を歩くだけで童話の世界へ入り込んだような気分を味わえます。
二つの塔と木組みの家が美しく重なる「プレーンライン」は、この街を象徴する景観です。
また城壁の上を歩いて、旧市街の屋根や塔、周囲の渓谷を見渡すのも人気です。
メインストリートだけでなく、路地の奥にある小さな広場や建物の装飾を探しながら歩くのも楽しい街です。
アルベロベッロ [イタリア]

イタリア南部プーリア州にある、円錐形の石屋根を持つ家「トゥルッリ」が並ぶ町。
とんがり屋根と白い壁が続く風景は、どこか素朴で愛らしく、ファンタジーの世界にいるような気分にさせてくれます。
モンティ地区にはショップや工房が集まり、坂道を歩きながら町のにぎわいを楽しめます。
またアイア・ピッコラ地区では、現在も暮らしの場として使われる、落ち着いた家並みも見学できます。
屋根に描かれた白い記号や飾りなど、建物ごとに異なる細かな意匠にも注目です。
ハルシュタット [オーストリア]

オーストリアの山あい、静かな湖畔に広がる小さな町。
斜面に木造家屋やパステルカラーの建物が並び、教会と山々が湖面に映る景色は、まるでメルヘンの世界に入り込んだかのようです。
湖沿いの遊歩道や石畳の路地を歩けば、見る角度によって家並みや湖の表情が少しずつ変化します。
また高台から町全体を見下ろしたり、船上から湖越しに街並みを眺めたりするのもおすすめです。
かつて塩の採掘で栄えた歴史を持ち、美しい自然と人々の暮らしが調和した景観を楽しめます。
まるで絵画のような景観!
続いては、まるで一枚の絵画作品を見ているような、美しい景観に出会える村や集落に注目。のどかな雰囲気に、心が癒されます!
キンデルダイク [オランダ]

オランダの南ホラント州にある集落(地区)で、水辺に風車が並ぶ美しい景観が今に残ります。
人々の暮らしを守るため、低い土地から水を排出するため古くから利用されてきた風車。
運河沿いに何基も連なり、水面にその姿が映る風景は、オランダらしい牧歌的な魅力にあふれています。
遊歩道や自転車道からのんびり眺めるほか、ボートに乗って水上から風車群を楽しむのもおすすめ。
また内部を見学できる博物館では、その仕組みや、かつて風車を管理していた人々の暮らしを知ることもできます。
カラフルで映える街並み!
次は、とあるカラーで統一されていたり、様々な色が使われていたり、色彩豊かな家々がならぶステキな街並みに注目してみました!
サントリーニ島 [ギリシャ]

エーゲ海に浮かぶ、ギリシャのサントリーニ島は、断崖の斜面に白い家々が連なる美しい景観で知られています。
とくにイアやフィラの街では、白壁の建物、洞窟住居、青いドームの教会が、紺碧の海と鮮やかなコントラストを描いています。
石畳の路地や階段は、迷路のように入り組み、曲がり角を進むたびに新しい海の眺めが現れるのも魅力。
日中は、白壁が強い日差しを反射して輝き、夕暮れには街全体が淡いピンク色や金色に染まります。
気の向くままに歩きながら、時間帯によって変化する景色をじっくりと楽しみたい街です。
シャウエン [モロッコ]

モロッコ北部のリフ山地にたたずむシャウエンは、旧市街の壁や扉、階段まで青く彩られた「青の街」。
淡い水色から深い藍色まで、さまざまな青が重なり、日差しや影によって路地の表情が変わります。
石畳の坂道には鉢植えや色鮮やかな織物、革製品などが並び、青い壁との美しいコントラストが魅力。
迷路のような路地を歩きながら、お気に入りの扉や階段、窓辺などを探すのも楽しいです。
また高台からは青い家並みと周囲の山々を一望でき、町全体の美しさをよりいっそう感じられます。
グアナファト [メキシコ]

メキシコ中央部の山あいに広がるグアナファトは、赤や黄色、青、緑などにカラーリングされた家々が斜面を埋める、色彩豊かな街。
高台から見渡すと、カラフルな建物と教会のドームが重なり、一枚の絵のような景色が広がります。
谷間に発達した町で、細い石畳の路地や急な階段、小さな広場が入り組み、歩くたびに異なる街並みに出会えます。
かつて銀鉱山で繁栄した歴史を伝える、華やかな教会や劇場、独特の地下道路も見どころ。
街歩きと歴史探訪を一緒に楽しめる場所です。
ずっと佇んでいたい、美しい広場!
人々が集まり、活気であふれる「広場」。ここでは、壮麗で歴史的な建物に囲まれ、特別な空間をつくりだしている広場に注目しました!
グランプラス [ベルギー]

ベルギーの都市ブリュッセルの中心にある、歴史的かつ華麗な建築に囲まれた石畳の広場。
ゴシック様式の市庁舎をはじめ、金色の装飾や彫刻、個性的な屋根をもつギルドハウス(中世ヨーロッパの商工業者による組合の建物)が四方を囲みます。
建物ごとに異なるデザインを見比べながら歩くのが楽しく、夜にはライトアップによって広場全体が幻想的な雰囲気に包まれます。
また偶数年の夏に開催される「フラワーカーペット」も有名で、広場一面が花々による巨大な模様が彩られます。
サン・ピエトロ広場 [バチカン市国]

バチカン市国の「サン・ピエトロ大聖堂」の前に広がる、バロック時代を代表する建築家・ベルニーニ設計の壮大な広場。
楕円形の空間を、列柱と140体の聖人像が囲み、訪れる人々をやさしく抱きしめるような形をしています。
また中央には、古代エジプト由来のオベリスクが立ち、その両側には美しい噴水が配置されています。
いざ見事な建築や装飾の数々を目の当たりにすると、カトリック教会の総本山であるバチカンの歴史と荘厳さに圧倒されてしまいます。
レギスタン広場 [ウズベキスタン]

ウズベキスタンのサマルカンドを象徴する、歴史的で壮麗な広場。
三つのマドラサ(イスラム教神学校)が向かい合い、巨大な門や青いドーム、鮮やかなタイル装飾による華やかな景観をつくります。
外壁を覆う、幾何学模様や植物文様は建物ごとに異なり、近くで見るほど細やかな職人技に驚かされます。
マドラサの一つ「ティラカリ」内部の金色装飾も必見。
広場の中央に立ち、三つの建物を一度に見渡すと、かつてサマルカンドが学問や交易の中心として栄えた歴史を感じられます。