そのダイナミックさと美しさから五感が刺激され、人々の心を惹きつけてやまない「滝」。自然が生み出すパワーがこれでもかと感じられますよね!
今回は日本各地にある、一度は間近で見てみたい素晴らしい「滝」の数々をピックアップしてみました。
これぞ日本三名瀑!
日本を代表する規模、美しさ、歴史性を兼ね備えた滝である「日本三名瀑(さんめいばく)」。やはりどの滝も見応えがバツグンです!
華厳滝 [栃木県]

栃木県日光市にある「華厳滝(けごんのたき)」は落差約97mの大瀑布で、日本三大名瀑の一つに数えられています。
水面の標高が1269mという日本一高い場所にある湖、中禅寺湖の水が、97mの高さの岸壁を一気に落下する様子は圧巻。自然が造り出す壮大さと、華麗な造形美の両方を楽しむことができます。
エレベーターで行ける観爆台からは、間近で滝つぼを見ることができ、爆音とともに水しぶきがあがる豪快な姿は迫力満点です。
袋田の滝 [茨城県]

茨城県久慈郡大子町にある「袋田の滝(ふくろだのたき)」は高さ約12m、幅約73mの滝で、日本三名瀑に数えられています。
「四度(よど)の滝」とも呼ばれていますが、その由来には諸説あり、大岩壁を四段に落下することからという説、この地を訪れた西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したからという説があります。
国の名勝にも指定され、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の氷瀑など四季折々の風景が楽しめます。また、観瀑台の3つのデッキから袋田の滝の全景を鑑賞することができます。
那智滝 [和歌山県]

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある「那智滝(なちのたき)」は日本三名瀑の一つで、国の名勝に指定されています。
熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体として崇められ、幅約13m、落差は約133mにも達します。毎秒約1トンの水が落下し、水しぶきが周囲を白く彩る様子は壮大です。滝を一番近くで拝観できる観覧舞台「御滝拝所舞台」からは、名瀑の迫力を肌で感じることができます。
また、滝つぼの水は延命長寿の水と伝えられています。
「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる大迫力の滝!
そのダイナミックな景観から、世界的に超有名な滝「ナイアガラ」のようだと称される滝がこちら。たしかにちょっと似ている!?
吹割の滝 [群馬県]

群馬県沼田市にある「吹割の滝(ふきわれのたき)」は、高さ約7m、幅30m余にもおよぶ滝。“東洋のナイアガラ”と称され、豪快に水しぶき飛散する荒々しさを肌で感じることができます。
河床の岩盤の柔らかいところが侵食され、多数の割れ目を生じ、その中の大きく割れたところが滝となっています。あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから「吹割の滝」と呼ばれるようになってそうです。
曽木の滝 [鹿児島県]

鹿児島県伊佐市にある「曽木の滝(そぎのたき)」は、幅約210m、高さ約12mの滝で、"東洋のナイアガラ"とも呼ばれています。
千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流と轟音は迫力満点。特に夏は水量も多く豪快です。
一帯は自然公園となっていて、春は桜やツツジ、秋は銀杏や紅葉が滝を彩ります。桜や紅葉の季節にはイベントも開催されます。
水が、岩肌を滑り落ちる滝!
水が豪快に「真下に落ちるタイプ」の滝も素晴らしいですが、岩肌を滑り落ちて「広がっていくタイプ」の滝もまた味わい深いですね!
湯滝 [栃木県]

栃木県日光市にある「湯滝(ゆたき)」は、湯ノ湖の南端から流れ落ちる高さ約70m、最大幅約25mの滝。華厳滝、霧降滝、裏見滝、竜頭滝とあわせて「日光五名瀑」と称されています。
滝壺の目の前に観瀑台があり、迫力ある姿を間近で眺めることができます。湯滝を流れ落ちた水は、戦場ヶ原を流れる湯川となり、竜頭滝を下って中禅寺湖へ流入します。湯滝の周辺は、ツツジやシャクナゲの名所としても知られています。
龍双ヶ滝 [福井県]

福井県今立郡池田町にある「龍双ヶ滝(りゅうそうがたき)」は、落差約60mの滝。階段を降りてすぐそばから見上げる滝の姿は壮観です。
初夏の新緑、秋の紅葉と山峡の自然が美しく、夏には涼を求めて訪れる人もいます。
"龍双"の名の由来は、その昔、龍双という僧が神仏像を彫刻して一念行願をしたという説と、深い滝壺に住む龍が昇天のために滝上りをしたという説があります。
滝の“裏側”から眺める!
なんと、流れ落ちる水の「裏側からの景色」を楽しめる滝もあります!これはまさに非日常的な光景で、見入ってしまいますね…。
鍋ヶ滝 [熊本県]

熊本県阿蘇郡小国町にある「鍋ヶ滝(なべがたき)」は、落差約10m、幅約20mの滝。約9万年前の阿蘇のカルデラを造った巨大噴火でできたといわれています。溶岩でできた山の段差から、カーテンのように幅広く水が流れ落ちる姿がとても優雅です。
あの松嶋菜々子さんが出演したお茶のテレビCMのロケ地として使用されたことをキッカケに、知る人ぞ知る場所から、年間20万人以上が訪れる人気観光地となったそうです。
神秘的な美しさを感じる滝!
ダイナミックで豪快な滝ばかりが、滝じゃない!?静寂な雰囲気と、透きとおった水が織りなす「神秘的な滝」がこちら。
白糸の滝 [静岡県]

静岡県富士宮市にある「白糸の滝(しらいとのたき)」は、国の名勝および天然記念物に指定されているほか、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。
高さ約20m、幅約150mの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が幾筋も絹糸のように流れ落ちています。その水のほとんどが富士山の湧水で、毎秒1.5トンの湧水が流れ出ているといわれています。
雄川の滝 [鹿児島県]

鹿児島県肝属郡南大隅町にある「雄川の滝(おがわのたき)」は、落差約46m、幅約60mの滝。2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』のオープニング映像や、映画『キングダム』のロケ地としても使用されたそうです。
駐車場から滝壺までは、ほどよい勾配のある約1,200mの遊歩道が続き、渓流の音に癒されながら散策できます。滝壺を上から眺められる「上流展望所」と、滝壺を眼前に眺められる遊歩道沿いの「雄川の滝展望所」があります。