日本の川×絶対見たい風景20選★渓谷美から、透き通るような清流まで

奥入瀬渓流/青森県

渓谷のダイナミックな景観から、思わず息をのむほど透き通った清流まで。水と大地が長い年月をかけて生み出した、美しい川の風景にはさまざまな魅力があります。

今回は日本各地にある、一度は間近で見てみたい「川の絶景スポット」についてまとめてみました。

風光明媚!峡谷・渓谷の風景

まずは、その雄大な美しさに見とれてしまう、河川と「峡谷・渓谷」が生み出した絶景から見ていきましょう!

層雲峡 [北海道]

層雲峡/北海道
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北海道上川町にある「層雲峡(そううんきょう)」は、大雪山北麓にある石狩川上流の峡谷。約24kmにわたり、柱状節理(岩体に入った柱状の割れ目)の断崖絶壁が続いています。

切り立った断崖からは滝がいくつも流れ落ち、自然が創り出した雄大な峡谷美を楽しめます!

もともとは、アイヌ語で“滝の多い川”という意味の「ソウウンベツ」と呼ばれていたそうですが、大正10年(1921)に訪れた文豪・大町桂月によって「層雲峡」と命名されました。

猊鼻渓 [岩手県]

猊鼻渓/岩手県
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岩手県一関市にある「猊鼻渓(げいびけい)」は、砂鉄川に沿って、50mを超える高さの岸壁が約2kmにわたって続く渓谷で、日本百景の一つに数えられています。

日本でここだけという、船頭が1本の竿を使って巧みに船を操る舟下りが名物。船頭さんが歌う『げいび追分』を聞きながら、船上から四季折々の渓谷美を堪能できます。

雪が舞い、水墨画のような光景が広がる冬季は、「こたつ舟」が運行し、木流し鍋(要予約)を味わいながら、舟下りが楽しめます。

昇仙峡 [山梨県]

昇仙峡/山梨県
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山梨県甲府市にある「昇仙峡(しょうせんきょう)」は、国の特別名勝にも指定され、 日本有数の美しさを誇るといわれる渓谷。長い歳月をかけて削り取られた花崗岩の断崖や奇岩・奇石と、清流が織りなす自然美を楽しめます。

昇仙峡のシンボルともいえる仙娥滝(せんがたき)は、昇仙峡の最奥部にあり、落差30mを一気に流れ落ちる姿は迫力満点です。

また、この地は、国産水晶発祥の地としても有名で、周辺には水晶など天然石のアクセサリーなどを販売するショップもあります。

黒部峡谷 [富山県]

黒部峡谷/富山県
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富山県黒部市にある「黒部峡谷(くろべきょうこく)」は、長さ86km、標高差3000mを流れ下る黒部川の上・中流域に切り立ったV字状の大峡谷で、日本三大渓谷のひとつ。国の特別名勝、特別天然記念物にも指定されています。

冬は深い雪に閉ざされますが、4月中旬から11月末の期間は、トロッコ電車が運行し、多くの観光客で賑わいます。

車中から眺める手つかずの大自然と四季折々の渓谷は一見の価値ありです。

保津峡 [京都府]

保津峡/京都府
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「保津峡(ほづきょう)」は、亀岡から嵐山までの保津川沿い約16kmにわたる渓谷で、京都屈指の渓谷美で知られています。

保津川の浸食作用によってできた絶壁で、奇石・怪石に富んだダイナミックな景観を堪能できます。小舟で約16kmの渓谷を流れ下る「保津川下り」は激流や深淵が多く、スリル満点です!

また、保津川沿いに走る観光列車「嵯峨野トロッコ列車」では、春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉と、季節ごとの渓谷美に出会えます。

大迫力!ダイナミックな風景

次は、断崖や奇岩の数々に圧倒される、ダイナミックな風景について。どこを切り取っても同じ風景は無く、見飽きません!

塔のへつり [福島県]

塔のへつり/福島県
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福島県南会津郡下郷町にある「塔のへつり」は、100万年という長い歳月をかけて浸食・風化されたことで生まれた200mにわたる奇岩の壁。国の天然記念物に指定されています。

ちなみに「へつり」は、会津地方の方言で「険しい断崖」や「急斜面」という意味だそうで、阿賀川にかかる吊り橋を渡ると「へつり」の浸食された部分を歩くこともできます!

吊り橋は、ミシミシと音がして、風で揺れたりもするのでスリル満点。また、渡ったところにあるお堂は、807年に坂上田村麻呂が創建したという伝説が残っています。

長瀞渓谷 [埼玉県]

長瀞渓谷/埼玉県
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埼玉県秩父郡長瀞町にある「長瀞渓谷(ながとろ けいこく)」は、荒川が山地部を横断して形成された渓谷で、両岸が国指定の名勝・天然記念物になっています。
ちなみに、川の水が深くて流れが静かなところを「瀞(とろ)」といい、それが地名の由来になっているそうです。

見どころの一つになっている「岩畳」は、幅10m・長さ500mにわたって広がる日本有数の岩石段丘で、小さな沼が点在しています。
また、荒川が侵食してできた対岸の崖は、中国の名所にちなんで「秩父赤壁」と呼ばれています。

「ライン下り」では、そんなダイナミックな景色をゆったりと、時にはスリリングに楽しむことができます!

瀞峡 [和歌山県]

瀞峡/奈良県
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「瀞峡(どろきょう)」は、奈良県・三重県・和歌山県の3県にまたがる北山川にある渓谷で、上流から奥瀞、上瀞、下瀞と呼ばれています。

とくに、「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれる、十津川村田戸集落周辺の「下瀞」は、峡谷の両岸に高さ50mにおよぶ断崖や巨石・奇岩、洞窟が1km以上も続く日本屈指の景勝渓谷で、国の特別天然記念物にも指定されています。

大歩危・小歩危 [徳島県]

大歩危・小歩危/徳島県
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徳島県三好市にある「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」は、四国山地を横切る吉野川の激流によって、2億年の歳月をかけて創られた約8kmにわたる溪谷。

大歩危は、美しい岩石やV字谷の様子から日本列島の成り立ちがわかる貴重な場所として、国の天然記念物に指定されています。
小歩危は、大歩危よりは小さいものの、岩肌の美しさなど独自の魅力があります。

また大歩危・小歩危は、日本でも有数の激流だといわれ、世界的な「ラフティング」の名所でもあります。

見入ってしまう!幻想的な風景

次は少し趣向を変えて、思わず見入ってしまうような「幻想的な風景」に注目。自然の神秘がそこにはあります!

牛渡川 [山形県]

牛渡川/山形県
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「牛渡川(うしわたりがわ)」は、山形県飽海郡遊佐町を流れる全長4kmほどの清流。流水のほとんどが鳥海山からの湧き水で、水量も豊富です。

水の透明度が高く、水中に緑色の梅花藻(ばいかも)がたなびく姿が見られ、初夏には白く綺麗な花を咲かせます。ちなみに梅花藻は、その名のとおり梅の花のような白い花を水面につける水草で、清流でなければ育たないそうです。

奥に進むつれ両岸はより木々に覆われ、静寂さとともに幻想的な雰囲気に包まれます!

円原川の伏流水 [岐阜県]

円原川の伏流水/岐阜県
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岐阜県山県市円原にある「円原川の伏流水(えんばらがわのふくりゅうすい)」は、透き通る水と、岩に張り付く美しい苔が織りなす、まるで日本庭園のような風景が見どころです。

円原川の水がきれいな理由は“伏流水”だから。伏流水とは、流れる水が一旦地中に潜りこみ、ふたたび岩間から湧き出る現象のことで、円原川付近は石灰岩質の岩場で、川が約2kmほど地中に潜る間に水が浄化されます。

また夏の朝は、気象条件によって発生する川霧に覆われた幻想的な景色や、木々の間から太陽の光が差し込む「光芒(こうぼう)」も人気を集めています。

にこ淵 [高知県]

にこ淵/高知県
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高知県吾川郡いの町にある「にこ淵」は、仁淀川の支流、枝川川にある淵です。淵とは水の流れが緩やかで深くなっている場所をいいます。

にこ淵は、“碧(あお)の秘境”とも言われ、底の岩が見えるほど透明度が高い水が、光の当たり方でグリーンやブルーなどに変化します。
1年を通して“同じ青は見られない”と言われるほど多彩に変化し、幻想的な「仁淀ブルー」の光景が広がります。

また、地元では、水神様の化身の大蛇が棲む神聖な場所として知られています。

高千穂峡 [宮崎県]

高千穂峡/宮崎県
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宮崎県西臼杵郡高千穂町にある「高千穂峡(たかちほきょう)」は、高さ約80~100mもの断崖が約7kmにわたって続く、自然が生み出した雄大な渓谷美が魅力で、日本を代表する景勝地になっています。

一番の見どころは、日本の滝百選に指定されている名瀑「真名井の滝」周辺。真名井の滝は、日本神話における天孫降臨の際、水がなかったこの地に、 天村雲命(アメノムラクモノミコト)が水種を移した「天真名井(あまのまない)」の水が、滝となって流れ落ちていると伝えられています。

柱状節理がそびえる渓谷をボートで巡ることもでき、ボートから見上げる高さ約17mの真名井の滝は迫力満点!岩肌を清流が勢いよく落ちる様を間近で体感できます。

白谷雲水峡 [鹿児島県]

屋久島(白谷雲水峡)/鹿児島県
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「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」は、手つかずの自然と生態系が今も多く残る、鹿児島県の屋久島を流れる宮之浦川支流・白谷川周辺に広がる原生林エリアです。

標高600~1,050mにあり、樹齢約3,000年の弥生杉をはじめ、多くの原生林を鑑賞することができます。

また、あの映画『もののけ姫』のモデルになった場所と言われている"苔むす森"もあり、屋久島の中でもとりわけ人気のトレッキングエリアの一つとなっています。

心癒される!渓流・清流の風景

次は、眺めているだけで心が癒される「渓流・清流の風景」。水のせせらぎの音に耳を傾けていると、つい時が経つのも忘れてしまいそうです!

奥入瀬渓流 [青森県]

奥入瀬渓流/青森県
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「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」は、青森県十和田市の十和田湖畔・子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14kmにわたる奥入瀬川の渓流です。

十和田湖とともに、十和田八幡平国立公園を代表する景勝地のひとつで、特別名勝・天然記念物として国の指定を受けています。また、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれたこともある観光名所です。
渓流沿いは遊歩道も整備され、道を包むように木々のトンネルが続く、どこを歩いても絶景なスポットです!

ベストシーズンは、新緑が美しい5月中旬~6月中旬で、自転車で颯爽と自然の中を駆け抜けるレンタサイクルもおすすめ。紅葉が楽しめる10月中~下旬も人気です。

西沢渓谷 [山梨県]

西沢渓谷/山梨県
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「西沢渓谷(にしざわけいこく)」は、山梨県山梨市の秩父多摩甲斐国立公園内に位置する渓谷で、国内屈指の渓谷美を誇る景勝地です。

日本の滝百選に選出された名瀑「七ッ釜五段の滝」をはじめ、いくつもの滝があり、周囲の原生林とともに神秘的な景観をつくっています!

また、森林浴のリラックス効果も実証されているそうで、「森林セラピー基地」に認定された癒しスポットでもあります。

みたらい渓谷 [奈良県]

みたらい渓谷/奈良県
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奈良県吉野郡天川村北角にある「みたらい渓谷」は、底まで透けて見える清流をはじめ、巨石や奇石、大小の滝、豊富な種類の木々がつくる大自然の景観が魅力の渓谷です。

川沿いには全長約8㎞の遊歩道が整備され、つり橋からは滝を上から眺めることもできます。

新緑の春、川サツキが美しい夏、山頂から色づく紅葉の秋、山水画のような冬と、四季折々の景観は近畿地方随一の美しさとも称されています。

面河渓 [愛媛県]

面河渓/愛媛県
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愛媛県上浮穴郡久万高原町にある「面河渓(おもごけい)」は、石鎚山のふもとに広がる四国最大の渓谷で、国指定の名勝です。

エメラルドグリーンに輝く清流・面河川が流れ、その透明度はとても高く、遊歩道からでも川底が見えるほどです!
遊歩道は、五色河原など見どころが多数ある本流ルートと、閑静な鉄砲川沿いを散歩できる鉄砲ルートの2つあります。

紅葉する樹木がとても多いため、見ごろの11月上旬には多くの観光客でにぎわいます。

四万十川 [高知県]

四万十川/高知県
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「四万十川(しまんとがわ)」は、全長196キロメートル、流域面積2,186平方キロメートルの高知県の西部を流れる一級河川です。
四国内で最長の川であり、本流に大規模なダムが建設されていないことから、日本最後の清流とも言われています

ちなみに四万十川という名前は、四万余りの支流をもっているという説やアイヌ語の「シ・マムタ」(はなはだ美しい)からきたという説があるそうです。

また、四万十川には支流も含めて47の沈下橋(増水時に水面下に沈むよう設計された欄干のない橋)がかかっており、四万十川の自然と人々の暮らしを感じられる、象徴的なビュースポットとなっています。

菊池渓谷 [熊本県]

菊池渓谷/熊本県
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阿蘇外輪山の北西部の標高500m~800mの間に広がる渓谷で、くまもと自然休養林(特に景観が美しく、保健休養に適した森林)に指定されています。その他、日本名水百選や日本の滝百選など数々の肩書きももつ名所です。

うっそうとした天然生広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる水は、大小さまざまな滝や瀬、淵をつくり、その美しい景観は”渓谷美の極致”とも称されることも。

また夏場の早朝に、うっすらと靄がかかった渓流に朝日が差し込むことで現れることがある、光芒(光の筋)による幻想的な光景でも有名です!

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