海に眠るダイヤモンドの舞台、端島(軍艦島)ってどんな場所?

端島(軍艦島)のイメージ

神木隆之介さん主演、TBS系にて2024年10月スタートの『海に眠るダイヤモンド』。ドラマの舞台の一つである<端島(軍艦島)>が話題となっていますが、いったいどんなところなのでしょうか!?

今回は、注目の<端島(軍艦島)>の魅力や、気になる上陸ツアーなどについてまとめてみました!

「端島(軍艦島)」ってどんなところ!?

船上から見た軍艦島(端島)

軍艦島として知られる端島は、長崎港から船で約40分のところに位置する人工の島で、明治時代から昭和時代にかけて海底炭鉱によって栄えました。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶ外観が軍艦「土佐」に似ていることから軍艦島と呼ばれています。

島の最盛期だった1960年には約5300人もの人が住み、当時は、日本一の人口密度を誇っていました。島内には小中学校や病院のほか、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もあったそうです。

しかし、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより、1974年に閉山し、2015年7月に明治日本の産業革命遺産として世界遺産登録されました。

上陸ツアーで見学できる!?

軍艦島には、2009年に一般の上陸が可能となり、上陸するにはクルーズツアーへの参加がマストとなっています。観光客が上陸できるのは島の南西部に限られ、3つの見学広場が設けられてます。

第1見学所からの風景

第1見学所からは、「65号棟」と呼ばれる島内の建物の中でもっとも大きい鉄筋コンクリート造の高層アパートや、当時、日本一高層だった7階建て端島小中学校の跡地、ベルトコンベアの跡を見ることができます。小中学校には、当時最先端だったエレベーターが設置されていたそうです。

第2見学所からの風景

第1見学所から第2見学所に向かう途中には、軍艦島独特の景観を生み出している伝統的な石組で組まれた「天川の護岸(あまかわのごがん)」が間近に見られ、第2見学所からは、島の司令塔的存在だったレンガ造りの炭鉱の事務所、炭鉱へと続いていた桟橋やリフト跡を見ることができます。

第3見学所からの風景

第3見学所からは、上陸ツアーの一番の見どころ、「30号棟」などを見ることができます。「30号棟」は、1916(大正5)年に建てられた現存する日本最古の鉄筋コンクリート造の高層アパートで、今にも崩れそうな姿に思わず息をのみます。ロの字型になった吹き抜けの6階建てで、当時はモダンなデザインだったそうです。「30号棟」はの向かいには、島民の憩いの場であったプール跡も見られます。

こちらも訪れたい!軍艦島デジタルミュージアム

長崎市にある「軍艦島デジタルミュージアム」は、活気溢れる時代の軍艦島(端島)の様子や、上陸ツアーでも見ることのできない「立入禁止区域」などを全長30mのプロジェクションマッピングや最新のVRなどで体感できるスポット。

軍艦島を散歩する「軍艦島3D散歩」、立入禁止区域をVRで仮想上陸する「軍艦島VR」、島民たちや当時のアイテムが現実世界にとびだしてくる「MRホロレンズ体験(別料金・小学生以上)」などが体験できます。

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